さて、何もない&何も見えない、と感じている空間と
楽しく接触する遊び方を紹介します。
とても簡単です。
まず、その場で「空気椅子」をしてみましょう。
普通は壁などに寄りかかって行いますが、
ここでは敢えて何もない状態、頼れない状態で行ってみましょう。
できる限り深く腰掛けてみてください。
どうです?
やれたもんじゃないでしょう?(笑)
普通は無茶ですよね。
では次に、「空間」に触れていただきます。
その場に立ったまま目を閉じます。
そして、両手を前に伸ばし、「壁にある手すり」や
「巨木から生え出た自動車のハンドル」を空間にしっかりイメージし、
それを 「 掴 み 」 ます。
実物を掴んだときの「感触」を思い出しながら、しっかりと握ります。
その両手の感触をしっかりキープしたまま、
ゆっくりと、ゆっくりと、
しっかりと握ったイメージの手すりやハンドルにすがるように、
ゆっくりと、ゆっくりと、
空気の椅子に腰掛けていきましょう。
どうです?
思っていた以上に安定した「空気椅子」になりませんでしたか?(笑)
なぜだかわかりますか?
それは、あなたの脳が、「空間に触れて頼れている」と認識しているからなんです(^.^)
うそーーー、のようですが、けっこう物事って単純なんです(笑)
「あなた」がどう思っていようが、「脳」がどう感じているかで
肉体機能は簡単に楽しく変化するのです。
「脳」は確かに「何もない空間」を掴んでいるのです。
掴んでいることになっているのです。結果的、に。
しっかりとイメージだけで見えない手すりにぶら下がれた方は、
今度はそれプラス、お尻の下に「見えない大きなバランスボール」を
イメージして設置してみてください。
つまり、先程は手すりなどに掴まったまま、お湯に浸かったようなもんですが、
今度はさらに、ポヨポヨとしたゴムの「感触」の上に「腰掛け」るわけです。
「バーにしがみつき」ながら「ボールに腰掛ける」、をしっかりイメージ。
これでもっともっと楽に空気椅子が可能となります。
おもしろいですよね(*^_^*)
私はこういった理屈や概念をひっくるめて、「理力」と総称しております(笑)
私の指導する健康体操「かじや健法」は、こういった脳の自然な機能を活かした、
いわゆる経験による筋力に頼らない、偏らない、ニュートラルな健康作り理論で
成り立っております。
ちょっとでも共感できそうな方は、是非遊びに来てください!