2013-05-11

境界と門

ザクッと言ってしまいますと、

整体も武術も、肌感覚、体表領域に接してナンボです。

グイグイ押したり圧したり、バチンバチン殴ったり、

骨まで響かせるつもりで捩じ込んでも、実のところ威力(効果は)浅いのです。

おわかりでしょうか?

得物(道具)を使用しない徒手による人体接触、鍼や刃物を介さない接触、

そこには暗黙の摂理、不可侵のルールが存在するのです。


もうなんのことやらでしょうか?(笑)


要するにですね、ツボだ、経絡だ、当たり前のようにお手軽家庭医学として

愛用されていますが、その仕組みはまったく理解されていないということです。

しかも実際のところの効能は、、、、といったレベルでしょう。

当然です。

カチコチの冷凍肉を、強火のフライパンで炒めるようなもんですから。

生地に糸針を通すところを、太い指先で糸を捩じ込むようなものですから。

結果として、破壊という変化は起きます。

それも上っ面の破壊という変化です。

当たり前です。

分厚い扉をハンマーで叩いて無理矢理開けようとするのと同じ。

ただ適合した鍵を差し込めば済むのに、です。

ツボ、経絡、防御力、、、

肌(皮膚)の奥、向こう側に在ると錯覚していませんか? 思い込んでいませんか?

意外と目の前に漂っているかも知れませんよ?

ただ見えないだけで。


ヒントは、、、掛け布団、、ですかね(笑)


突き詰めたい方は、意図的に掛け布団なしで就寝してみましょう。

掛け布団をイメージしながら、、、(*^^*)




お試しあれ