ここ最近、またも深い学びの機会を得ることができました。
目新しいことを覚えた、ということではございません。
理解と把握のレベルを深めることができた、ということです。
やっていることの方向性は間違っていない。
でもどこか試し半分な感は否めませんでした。
理由は単純で、私の理解レベルが低かっただけでした(笑)
御客様のお身体に触れる、触れないの枠に惑わされていたようです。
整体の基本として、身体は自然に治りたがるものですから、
「治してやる!」
なんて気張りは必要ないんですよ、最初から。
触られないと治ろうとしない身体の方だって問題ないです。
触らなくても治ってしまう身体の方だって問題ないです。
全ては御客様の身体の乗り方(運転?)次第なわけでして、
私は横に座る教習官に過ぎません。
痛みで身体を上手く動かせない方が多いですが、実はその感覚が錯覚で、
身体を上手く動かせないから痛むのです。
痛みを取り除く作業だけ繰り返しても、必ず痛みは再発します。
ですから私は、御客様には武術的な体術を会得していただけるように施術しております。
どんなに運動、格闘、武道に関心がない方でも、確実に身体が軽くなっていきます。
痛い箇所、というのは言い換えれば、「効率よく動いていない」箇所ということです。
身体の効率を考えるならば、武術以上の学習ツールは考え付きません。
武術は厳つい体型の大男がもろ肌脱いで取っ組み合うジャンルではありません。
むしろ和装の女性が涼やかに、着崩れすることもなく、何より美容を損なうことなく
エネルギーを発揮するために設計されている技術なのです。
その理屈が通らないような「武術」は、「スポーツ格闘技」と名乗るべきでしょう。
どっちが強いとか、どっちが凄いとかを比較しているのではないです。
「武術」なのか「スポーツ格闘技」なのかを、しっかりと把握すべきなのです。
そして、「武術」であるならば、必ず同じ理屈で「整体術」がセットになってくるのです。
かじやの整体で、女性はより美しく、健康で、凛とした強さを得られるでしょう。